女性の時代を観る…「科学で分析する母性とは」…Part , 3

 

援助交際やリストカット等 親が最も悲しむ行為をしてしまう子供達の多くが、「私は 誰にも 愛されていない」…と言います。又 死にたい…死にたいと言い、その理由は自分でも解らないと…そういう子の本音は「親に愛されない自分は、生きるに値しない人間で、死にたいと思うのは、親が自分を否定した様に自分を否定し…」親に支配を受けている辛さ…やるせなさが、口をついて出るのです……そのルーツは⁉︎

<西洋型の子育てと日本式子育ての違い>

西洋型の多くは、生後間も無く子供と別室で暮らし、幼い時から自立をさせる教育に重点を置き、日本型では、川の字に寝るなど 密着型で暮し、おんぶや抱っこなど、スキンシップを大切にして来ました。そもそも欧米人は陰性の為に 生後うつぶせ寝を好み(大地が陽性の為) 日本人は陽性の為に、仰向けで寝る(天が陰性のため)など 民族的な体質の違いがあります。又血液型Aが最も多い日本人は、自己防衛型で、O型の多い欧米人は、チャレンジャー型です。1970年代にブームであった「ホワイト博士の育児書」に始まり「スポック博士の育児書」など高度成長期の日本は、パターン化した西洋型の子育てを多くの人たちが採り入れました、その後 「七田式英才教育」「井深式」…など 特定の条件下でのみ、可能な教育を普通の母親がやってしまった結果…登校拒否・引きこもりの子供達を 多く造ってしまったのです。近年 ブームになりつつある、遺伝子検査で、子供を英才教育と言う幻想の世界に追い込む方法は、すでに  科学の時代の子育てにジワリと迫っているのです。 ……時代が変わっても、後を絶たない大人のエゴイズムで、突き進み その後 子の復讐で、因果の法則が待っているとは……。

<見直される、日本古来の子育て>

⚫︎妊婦にお薦め…和食が造る 健康で安産になる身体(母胎造り)

⚫︎速陣痛促進剤を使わない…自然分娩の勧め

⚫︎母乳育児の科学的証明…オキシトシン受容体の重視

⚫︎布おむつの利点…脳を発達させるのに、欠かせない感覚器(排泄器の感覚) を育てる

⚫︎離乳食から始まる、体質造り…身体と心を育む、身土不二・陰陽五行食

<英才教育は 手間ひま惜しまず、土台を造り 後は子供が教えてくれる>

我々 令翠学では、生年月日で、生まれながらの「気質→宿命」を分析し、カウンセリングで、問題を解いて  親子 又その潜在的問題に向き合う、お手伝いをさせて頂きます。子供の特質を 親が知っていれば、育てる苦悩は、喜びであり、新しい発見で、自分も癒され、育てられるのです…子供は必ず 親を許します。勇気を持って 門を叩いて下さい。

 

女性の時代を観る…「科学で分析する母性とは」…Part , 2

オリンピックで、メダルを獲得した選手が「亡き母に捧げたい」「今まで、母が居たから頑張れた」…過酷な状況下で、自分を支える事が出来たのは「母」…と口にしています。それは、母親と言う「安全基地」がその人の、心の避難場所や最高の拠り所として存在して居る証しでしょう。多感な思春期に、何度となく 誘惑に遭いそうになっても、母親の顔がちらついて、思い止まったと 多くの方が口にします。「愛着は信頼の基地」…なのです。

<執着と愛着は違う !>

◎オキシトシン受容体の少ない親は、「子供の為より自分の為」が 全て

★自己愛の強い母親★

⚫︎子供は自分の身代りで、自分の欲求を叶えるための手段

⚫︎自分が褒められる為に、子供を矯正する

⚫︎人生の主役の座を支える脇役が、その座を奪う

⚫︎自分が子供過ぎて、子供が嫌い

  ★義務感の強い母親★

⚫︎理屈や正論 物事の優劣で、子供を支配し、出来なければ 見捨てる

⚫︎失敗や欠点を許さず、子供の良い部分に 目を向けない

<連鎖する…不安定な母性>

統計によると、離婚した母親を持つ家庭の子供の離婚率は2倍であり、ADHDや発達障害児の子供達の70%は生まれつきの気質よりもむしろ、母親との乳幼児期の関係にあると言われています。親子三代に渡る 虐待の歴史を分析し、その根本原因に、母性の欠如を観る事がありました。…又一方では、自殺願望の理由を 母親に観る事もありました。…これ程人の一生に「母性」が関係するのです。この絆が、「陣痛の痛み」と言うスイッチでオンするのであれば、わずか1〜2年のオキシトシン受容体のできる間の「母子の時間」を奪う世の中…「女性の社会復帰」を早期に望む時代の未来は、けして明るくないのです。社会全体が働く女性を 本当に応援するとは⁉︎……経済優先時代のツケを我々は すでに 払っており、その結果「無気力世代」や「アダルト・チルドレン」を世に送り出した今 、本当の「女性の時代」…を考える時期なのです。けして 世に溢れている ⚪︎⚪︎式英才教育が、子供達を育てる訳ではないのです。端折る事の出来ない時間を「母子」で育まなければ、元も功もないということです。

 

女性の時代を観る…「科学で分析する母性とは」…Part , 1

悩み相談で 最も多い「人間関係のストレス」…は、自分を知る事が第1と 常々提唱してきましたが、その「自分のアイデンティティ」の構築に最も関与する「母親」について今回は分析をしてみます。社会が成熟するに 従って、うつ・依存症・摂食障害・自傷行為・引きこもり・虐待・無気力など、文明病と言われる様な相談が後を絶ちません。…以前 生物としての「男女の違い」を女性の時代の受難として、お伝えしましたが、女性なら誰でも生まれながらに、当然の様に獲得された能力と思い込まれている、能力「母性本能」…について、考えて観ましょう。

<何故?哺乳類か!>

◎生物学的究極のシステム…(愛着システム)

「腹を痛めて産む」そこから始まる関係の真実は、 陣痛の真っ只中で、大量に分泌されるホルモン「オキシトシン」が関係している。このホルモンは苦痛を歓びに変え、不安を鎮め 安らぎを与えます。このホルモンの不足は将来の「対人関係」に大きく関わり、ネガティブ思考の支配を受ける要因となります、母子の絆はその後 授乳を通してさらに深まり、抱っこや愛撫などのスキンシップが、それをさらに、持続的にして行きます。オキシトシンを受ける受容体の数もこの時期に確定します。つまり 幼い頃にどれ位 愛情深く世話を受けたか?…否かが 将来を決めるのです。大切に育てられた人ほどオキシトシンの働きが良いので、ストレスに強く 人を愛することが容易になる訳です。

◎基本的安心感は、ゼロ才〜2才(記憶になくても体験で形作る)

出産後 寝る間も食も全て「子供に没頭する日々」…が母性と言う「自分育て」の原点になるわけです。残念ながら、血を引くだけで、母子愛は産まれないのです。全ての優先事項が、ある時期まで「乳児」…に注がれて初めて「親」と「子」になるのです。この時期に母親との 愛着が出来た子供は「幸せホルモン➡︎セロトニン」の受容体が多くでき、将来 不安などのコントロールが上手に出来る様になります。人格形成の基礎はまさに、出産の痛みと共にスタートを切り、子育てが親も育てるチャンスに なるのです。特に日本人やアジアの人々は「不安を強く抱く遺伝子」を多くの人が持ち、日本人の2/3が該当すると言われています。

日本が先進国と言われる以前の「子育て」を見直す事が、これからのトレンドであり、真の「英才教育」…と言われる日が間も無く来るのです、次回を乞うご期待‼︎

夫婦が同じ星の場合に、どちらかが、真逆の性格になるとは?

問い合わせは、たまたま金星人同士ですが、水星・火星・土星などどの組み合わせでも、ありえます。それは それぞれの特徴が似ているからこそ、どちらかが 相手を牽制することで、バランスを取るのです。例えば…経済感覚が アバウト同士では、現実生活で、支障をきたす事が多くなります、そうすると 眠っていた 防衛本能  又は 生活の知恵が働くと言った様に、人は環境や状況で変わるのです。変わる事が自然の法則であり、それが“ 運命は変えられる ”所以です。令翠学では、人間関係は 人が最も努力出来る範囲と捉えます。自然の法則で難しい事は、時間と方位には、抗えないという事ですですから、自分を知る事が一番大切で、相手を知れば尚 手立てが生まれるのです。知略・ 戦略は紀元前から、こうして 学ばれたのです。