<アフターコロナを令翠学で分析>

<Evolution=進化>

Virusの故郷は、シベリアの水源地…『子=種子』です。世界の野鳥の多くは夏にはシベリアで、次の大旅行に備えて羽を休めます…そこでは自然界の交配が営まれ、尚且つVirus交換も行われます。鳥類は進化の過程で自らの細胞破壊をする事で膨大なエネルギーを生み出し、小さな身体で何万キロの大旅行を成し遂げますが…その長い進化の過程でVirusを受け入れ保菌しても、自らは犯されない細胞へと進化しました。その渡り鳥はシベリアから人間界に近い山野の哺乳類→コウモリにVirusを渡し(鳥類→哺乳類)交換~コウモリから地上の野生動物や家畜・ノミ・ネズミへと渡して行きます…人類が河川流域に定住し、農耕を営み子孫繁栄に励む中、共に共存共栄しています。そして世界の文化文明に見えざる役割の担い手であったのがVirusの存在でした。そもそも我々哺乳類の進化はジュラ紀(1億8400万年前)のデイープインパクト(惑星衝突)による環境汚染で、絶滅の危機に際し、胎盤を持つ事で生き残るという進化のおかげなのですが…その大進化をもたらしたのが、Virusの遺伝子を自らの遺伝子に組み込むと言う生命進化の中での出来事の結果でした。

<グローバル時代の幕開けはVirus⁉>

14世記 1346年(大々運酉・大運亥・年運戌)…モンゴル帝国が最もその版図を拡げ、その触手をヨーロッパへ向ける中クリミヤ半島のカッファでの攻防戦が、その後のアジア~ヨーロッパの明暗を分ける事になりました。長い遠征によるモンゴル兵の衛生状況の悪化により発生したペスト菌(腐敗した穀物により)で、ヨーロッパ侵略を断念したモンゴル軍は、そのペスト死者をカッファの城内に投石機を使い投げ込みました

結果その後ヨーロッパ人口の1/3が失われ、封建社会は緩やかに崩壊して行き、やがて大航海で、新たな新大陸へグローバル化への矛先を向ける事になりました。14世記のルネッサンスも又こうしたパンデミックが生んだ副産物であり、そのペスト大流行の最中「ダヴィンチ」「ミケランジェロ」「ダンテ」~が世記の大偉業を成しました。又それを支えてヨーロッパ1の大富豪「メデイチ家」は製薬業で富を築き隣国フランス~英国にその財で影響を与えました……「ルネッサンスとは再生・再開」であり、その後のヨーロッパは人口減少に伴い生産性の向上の結果18世記の産業革命へと繋がって行きます。

<Evolution=進化からRevolution=革命>

令翠学の分析では、2019(亥)~2020(子)~2021(丑)は(大々運寅・大運未)144年の周期において特殊な時代であり、特にこの三年は、天下分け目の大淘汰と解いています……自然界の法則下…いえ人類史における法則下では、再生するには破壊は必然!…2022(寅)より始まる再開時代に向け今静かに進化出来る人と取り残される人に振り分け作業は進行中……二度と過去には帰らない時代へと…さらに近未来に直面する「水危機」「食糧危機」を考えれば2030(戌)迄の環境回復は急務でしょう…世界で叫ばれるSDGsの最前線は一次産業(農林水産業)であり、アフターコロナで生まれるルネッサンスなのではないでしょうか?…世界の大国中国で発生したVirusはモンゴル時代とは大きく違い科学汚染由来で複雑です…今回は人類の勝利に見えますが、今後は科学技術と一次産業を世界規模で回復させなければ、次のパンデミックの勝利は?でしょう。大河の氾濫は~新たに強毒化した化学汚染Virusを生み、グローバル時代の終焉を告げました。現代のメデイチ家は既にSDGsを視野に動き出しています。母なる大地の甦り、再生再構築は待ったなし…世界の有機農業は1%未満…農耕民族の日本においては0,2%…海洋汚染による海温上昇がもたらす大洪水は、人災に他なりません…大きな危機には大きなチャンスが待っています、これは歴史の必然です!…人類は新たなEvolution~Revolutionへ向かうのです!