2023年…『癸(みずのと)卯(うさぎ)』

2023年…『癸(みずのと)卯(うさぎ)』

 

2023年は、どんな年になるでしょうか?…暦を紐解いてみましょう!…紀元前の中国で王充(おういつ)は、暦(こよみ)や時間を表すために、一般的に良く知られた動物に例えたり、目に見えて人々が理解し易いように、自然の状態を表現する方法を見つけました…それが十干十二支です…その法則を、生活や物事の判断基準に使い、大難を避け、時間を味方に付けたのです。昨今の株式相場などでは、辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅は千里走り、卯は跳ねる!……卯=兔には跳ねる特徴があり、景気が跳ねる~株式市場では縁起が良いと言われています。

<兔の上り坂の時代は、終わった>

癸(みずのと)=水の陰…卯(う)=木の陰と言う組み合わせです~本来は、水が草木を育てると解きますが、この時間は、一瞬であると理解しなければなりません…米国株から観てドル高のインフレは、やがてハイパーインフレーションを迎えて、間もなく弾けると言う事です…1929(己巳)に起きた、米国発の世界大恐慌は、その後の第二次世界大戦へと世界を導きました。「米国が風邪をひけば、日本は肺炎に!」…良く言われる例えです。世界の、2023年は大不況若しくは、大恐慌の入り口でしょう。世の中が成長している時代の卯年は「上り坂」前脚の短い兔の得意とする処ですが…「下り坂」では、長い後ろ脚が邪魔して“コロリ転がる木の根っこ”なのです……これまでの努力が型として存在する(金持ち国)と借金だらけの(貧乏国)~で、厳しさは違ってきます…「過去がもの言う2023年」では、戦後72年間コツコツと努力をし、今や世界一の金持ち国が日本です!日本のタンス預金=101兆円+預金残高955兆円=1056兆円…株式・保険の家庭部門の金融資産=1948兆円…国民が所有する有価証券+預金+現金=3,000兆円……これから迎える不況から大不況が日本です…『貯金で食いつなぐ日本』~世界はヨーロッパ圏その他ほぼ恐慌へと突入するでしょう~25年の長きに渡り、不景気に免疫ができた日本人は、争わず、したたかに生き残るでしょう。個人に置いても、今迄に資産や信用や技能を形成し、削る財産を持った人に訪れる嵐は小さめです。2025年に世界は「金本位制」にシフトし、実体経済は、バブル期を終了すると見られます。

脱成長に頭を切り替え、少数精鋭で、村型~島国型で、農耕民族のDNAを活かして、本来の平和で、調和された生き方で~共存共栄型の国民性は、以外と高度成長やバブル景気を経験していない世代「Z世代」~「ゆとり=さとり世代」に受け継がれているのです~この世代との交流が、ポイントです。過去にこだわらず~古いプライドは捨て、情報に流される事ないように、穏やかに2023年を迎えましょう。

<2023年の心構え>

『守株待兎(しゅしゅたいと)=株を守りて兔を待つ』…株(切り株)を守って、兔を待つとは、古い習慣や過去に成功した経験にこだわり、いつまでも進歩がなかったり融通が効かない事のたとえ