食糧危機とビジネス

< グローバル企業の新投資先…「食」+「農」>

2022年(大運申時代)に明らかになった、新時代のビジネス…世界の大金持ちの投資先は「食」&「農」です…ビル・ゲイツは既に宇宙から見えるほど(香港全土同様)の農地を、米国にダミー会社を介し手に入れました~遡れば2011年に発表された「世界の終末」に備えた種子貯蔵庫「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」から始まっていて、農作物の原種を確保し準備は着々と水面下でなされて来ました……アグリビジネスへの投資では群を抜いています。20世紀迄の資本主義では「水」や「農」は投資の対象では有りませんでしたが、SDGSの声掛けは21世紀のビジネス新時代の到来であり、資本主義の最終形態が真実!

ゲイツ氏は遺伝子組み換え技術を活用した人工肉=「ビヨンド・ミート」や「インポッシブル・フーズ」を商品化し、その原料の「大豆」は既に流通しています…又デジタル農業の名の下に、ゲノム編集農業も広がっています…勿論この分野において利益は生まれていて、今後も世界の富豪の投資先になって行きます。

<ワクチンビジネスは、フードテック・ファシズムへと>

ウイルスの蔓延で新ビジネスは生まれた… “恐怖の大魔王” には『ワクチン入りのレタスやトマト』~パンデミックで生まれたビジネスチャンスは、“毒は毒で制する” フェイクフーズビジネスです~つまり「レタスやトマトを食べれば[抗体]が作られる…ピンチはチャンスの発想は、終末ビジネスへまっしぐら!

粉ミルクはもう古い「赤ちゃんは培養母乳で!」~「ふるさと納税でデビューしたゲノム編集魚」~20世紀の飽食の時代から、21世紀に迎える食糧危機の時代は、人類が初めて迎える人工食糧時代であり、商業用穀物の大量生産は、既に始まっていて、世界はそれを拒めないのです。大資本家=権力者に支配されるデイストピアは2045(大運酉の丑)の年に完成します。

<共存共栄の時代の陰陽とは>

時間もお金も労力も掛からない、権力者の傘の下で生きる迎合型の未来「ゼロ・コモンズの世界」=共同資源の存在しない世界 “命も預ける依存の世界”……こちらを陰の世界とするなら…自然の中に身を置き、自ら生活の中心に「農」を据え汗を流し、己れの特技を活かして共同体を創り、コモンズ=共同資源を生み育て生きる、循環型社会は、自立共同体生活であり陽の世界……どちらも人類が迎える『新社会主義』の世界です。

本来は社会的共通資本は人間が集団的に生きるために必須で無ければならず~それが無くては“人間は生きて行けないもの” それは商品化されるモノでもなく、金儲けの対象では無いのです…しかし水道事業の民営化や種子法の改正など、静かに私達は追い込まれている

食の安全保障「農地六法」の見直し…フード・ショック

 

<揺らぐ「食」の秩序>

ロシアのウクライナ侵攻により「食」を武器とする世界のフードショックが始まりました。世界一の小麦を算出するロシアは、食糧資源の乏しい中東や、一大消費国の中国への輸出を武器に世界侵略を始めました……そればかりか、ウクライナ侵攻後、食糧の輸出規制を行った国は昨年10月末で26か国~世界は「食」に置いても自国ファーストに舵を切ったのです。今後15億人以上がこの影響から飢餓に陥ると試算されています…もはや自由貿易は成り立たない現状で、グローバルなルールは通用しない時代に突入しました。

<時代は「エコノミー・オブ・ライフ」へ>

エコノミー・オブ・ライフとは、フランスの経済学者ジャック・アタリの言葉で「命の経済」を表し、これからの企業の主流になる事を訴えました…今後重要になる産業分野として、健康・予防・衛生・廃棄再生・水の供給・排水処理・食糧・環境保護・物流・貿易・教育・研究・新事業創出~などこれらは「命を守るための産業」と言われ、これらの分野は、今まで「あまり成長に寄与しない事業分野」とみなされてきました。

コロナとウクライナ戦争の影響で世界は「サバイバルモード」下ですが…やがて「economy・of・life」にシフトせざるを得ないのです…フェーズは変わりました。

<日本の食の安全保障は……>

戦後の日本の食を支えた「JA全農=全農グレイン」は40年~世界のあらゆる食糧の輸入を担い、戦後日本の経済成長と共に、発展しました…その結果日本の食の60%は輸入品で賄われ、デフレ経済の波に乗り、世界の食資源を買い漁りました…しかし2022年のウクライナ侵攻により世界の穀物の奪い合いに置いて、もはや経済大国では無くなった日本は、競り負け、お隣の食糧大消費国の中国と手を組まざるを得ない実情で、今後ハードル

(輸入基準の安全性を下げる)を下げざるを得ません…食肉を主る養鶏~畜産に置いても既に餌となる飼料は高騰し、コストはその6割をしめます…又慣行農法に置いての肥料原料(窒素・リン酸・カリ)の最大の輸出国ロシア・中国は輸出を禁止し、世界の肥料生産量も4割減少しました。結果として、2023日本の米農家の93%が赤字になると言われ、国家における「食」の位置付けが変わりました。生きる土台としての「農業」を「健康・文化の礎」として捉え直す事を、社会全体が求められています…まさに「農業という仕事が魅力的」であるという事実を作り出す時が来ました。日本が1番金持ちで、何でも出来る時代の「農地六法」を変えなければ、過去4,000年人類が繰り返した食糧不足が戦争を生む歴史は繰り返され…前代未聞の世界規模の「食べ物の奪い合い」が待っています。

2023年…『癸(みずのと)卯(うさぎ)』

2023年…『癸(みずのと)卯(うさぎ)』

 

2023年は、どんな年になるでしょうか?…暦を紐解いてみましょう!…紀元前の中国で王充(おういつ)は、暦(こよみ)や時間を表すために、一般的に良く知られた動物に例えたり、目に見えて人々が理解し易いように、自然の状態を表現する方法を見つけました…それが十干十二支です…その法則を、生活や物事の判断基準に使い、大難を避け、時間を味方に付けたのです。昨今の株式相場などでは、辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅は千里走り、卯は跳ねる!……卯=兔には跳ねる特徴があり、景気が跳ねる~株式市場では縁起が良いと言われています。

<兔の上り坂の時代は、終わった>

癸(みずのと)=水の陰…卯(う)=木の陰と言う組み合わせです~本来は、水が草木を育てると解きますが、この時間は、一瞬であると理解しなければなりません…米国株から観てドル高のインフレは、やがてハイパーインフレーションを迎えて、間もなく弾けると言う事です…1929(己巳)に起きた、米国発の世界大恐慌は、その後の第二次世界大戦へと世界を導きました。「米国が風邪をひけば、日本は肺炎に!」…良く言われる例えです。世界の、2023年は大不況若しくは、大恐慌の入り口でしょう。世の中が成長している時代の卯年は「上り坂」前脚の短い兔の得意とする処ですが…「下り坂」では、長い後ろ脚が邪魔して“コロリ転がる木の根っこ”なのです……これまでの努力が型として存在する(金持ち国)と借金だらけの(貧乏国)~で、厳しさは違ってきます…「過去がもの言う2023年」では、戦後72年間コツコツと努力をし、今や世界一の金持ち国が日本です!日本のタンス預金=101兆円+預金残高955兆円=1056兆円…株式・保険の家庭部門の金融資産=1948兆円…国民が所有する有価証券+預金+現金=3,000兆円……これから迎える不況から大不況が日本です…『貯金で食いつなぐ日本』~世界はヨーロッパ圏その他ほぼ恐慌へと突入するでしょう~25年の長きに渡り、不景気に免疫ができた日本人は、争わず、したたかに生き残るでしょう。個人に置いても、今迄に資産や信用や技能を形成し、削る財産を持った人に訪れる嵐は小さめです。2025年に世界は「金本位制」にシフトし、実体経済は、バブル期を終了すると見られます。

脱成長に頭を切り替え、少数精鋭で、村型~島国型で、農耕民族のDNAを活かして、本来の平和で、調和された生き方で~共存共栄型の国民性は、以外と高度成長やバブル景気を経験していない世代「Z世代」~「ゆとり=さとり世代」に受け継がれているのです~この世代との交流が、ポイントです。過去にこだわらず~古いプライドは捨て、情報に流される事ないように、穏やかに2023年を迎えましょう。

<2023年の心構え>

『守株待兎(しゅしゅたいと)=株を守りて兔を待つ』…株(切り株)を守って、兔を待つとは、古い習慣や過去に成功した経験にこだわり、いつまでも進歩がなかったり融通が効かない事のたとえ

グレート・リセット…『あなたは、何も所有せずに幸せになる』

グレート・リセット『あなたは何も所有せず幸せになる』

 

2021年「第50回世界経済フォーラム(WEF)」~通称ダボス会議のテーマとして発表されました…グレート・リセットとは、現在の社会を構成する金融や社会経済などの、さまざまなシステムを一度全てリセットして、再構築する事です。

『あなたは何も所有せず、幸せになる』

“You will own Nothing and be Happy ”=プライバシーも所有物も無い (WEF)による2030年の世界…これは世界の政財界を代表するリーダーが、一堂に会する国際的なロビー団体(世界のグローバルな問題について話し合う)…ロックフェラー財団・ビル、ゲイツ・ヘンリー、キッシンジャー~日本では竹中平蔵氏などが、主催し、強く推し進めています…第二次世界大戦終了から続いて来た資本主義は限界を迎えていて、人々を幸福にするには、新しい経済システムが必要だと言う考えです…つまりは世界を統一して不公平を正そうと言っています。

その動きは2023年から本格的に加速し、2022年1月18日の「ダボス会議」で岸田首相も積極的に参加を表明しました…長きに渡り実験されて来た「ベーシック・インカム」のみならず、2030年の世界のシナリオは、グレート・リセットにより個人の自由と個人の所有物が、この地球上から姿を消すだろうと発表されました…物品は無料又はレンタル~所有者は国で~商品の供給は、「社会信用スコアシステム」に沿って配分され、それはブロックチェーンと言われ、従来のお金と会計システムを捨て、全てがデジタル化、デジタルマネー化し各国の中央銀行の基に発行される「デジタル通貨」でなされる予定です。

『全国民が日頃の行動で、社会的に点数をつけられる』

「民は国を知らず~国は民の全てを知る!」…大義名分は社会における格差や不平等を無くすため……既にみずほ銀行~LINE~メルカリ~Yahooなどの企業が信用スコアーサービスを導入し、金融サービスの利用状況や決済情報、個人情報などを収集して、人工知能(AI)が分析し、その人を格付けする…2030年では、5G~6Gにより、全ての行動と思考が記録され、全ての人が追跡可能な「デジタルID」を持ち、社会的不満がクレジットスコアによって、社会から締め出される社会が待っている…マイナ保険証は、そのスタートであり、隣の大国は既に、着々と我々よりも先行している…『新社会主義社会』は目の前に来ている……大管理社会で、世界は統一という分裂を迎える!

※世界経済フォーラム… 1971年に発足した非営利団体…パートナーとメンバーで構成されスイス東部のダボスで開催される…パートナーは選ばれた世界の大企業100社Googleやネスレなど…メンバーは約1200社~その他各国政府代表者・著名人・ジャーナリスト

宗教指導者・活動家…………創設者(クラウス・シュワブ)ドイツ経済学者

Life hack…を超えた世界へ

 

「Life hack  ・Life hacking」を超えた世界に!

2022:8月   碧令翠

「ライフハック」最近この言葉が、私の眼を捉えました…この言葉は、2004年に考案された言葉でコンピューターを、使い易いように工夫する事から~更には人の生活をより良くするまで多岐に渡る意味合いを指します~由来は米国のライターダニーオブライエン氏が講演にて(ライフハック: 生産性の高いアルファギークの秘密のテクニック)と言う表現を用いたと言われています…今では応用され、如何に効率の良い作業をするか?~「人生の切り抜け方」の極意とは~などなど……「人生をハッキングするって、どう言う事⁉︎」…この時代特有の危い方向性を感じ、今回令翠学で分析して観ようとトライした次第です。

2022年2月を機に、世界は様々な時代の転換を観せている訳ですが…ウクライナ戦争勃発=2022年2月24日=申の大運(再開)・寅の年運(開拓)・寅の月(開拓)・申の日(再開) 暦から解る様に、この年に始まった侵略戦争は、簡単には終わらないでしょう~序章の始まりに過ぎない事は明白です。全て陽の連続です。しかも良くも悪くも信念の2人「辰=火星人P氏」「午=火星人Z氏」ですから、損得戦にはならないのです、国民総玉砕戦もいとわず…これに反して米・中戦は互いの利益が第一ですから、簡単には実戦には及ばず~敵の敵は味方の様な、ねじれと更に深い暗黒的戦いが、静かに世界を蝕んでゆく様相です。

闘いにも「陽の闘い」「陰の闘い」があります……改めて必ず「陰陽の法則」で世界は動くのです。更にこの申・酉大運において確実に世界は、物価上昇のみならず、食糧難に入っており、食糧難の時代の到来を迎える事は20年以上前から、我々令翠学ではお伝えし、これからのビジネス社会の対応をアドバイスして参りました。…再開の大運とは、全ての人に再構築~リベンジのチャンスが有る訳では、無いと言うシビアな解読をしている訳ですが…世界の人々は、過去を振り返り、内省する事無く、この時代を如何に泳ぎ抜けるかと、生き急ぎ~又は抜きん出る事に翻弄されています。

全く時代が読めないのです。確かにライフハックの様なテクニカルな手法はこれからも登場するでしょう……しかしそこに、未来に対する有効な手立ては、ほぼ有りません……労多く実りは得られないのです~1950年から始まった、大運「寅」から1985年迄の世界の経済的発展(グローバル化)は、1989年に既に破綻して、2009年を以て、世界の成長は終わりました…2010年から2021年の間で、格差は極まり、もはや世界人口の25%は貧困化し、10億人は飢えています。

例えば、闘うのか?闘わないのか?…ライフハック的な思考では、損得~若しくは生産性の向上~やれ伸びしろが云々かんぬん…。

⁇⁇…残念ながらそんな目先的思考やテクニックではこの時代を越えられません。経済成長を前提とした、プランAやプランBでは無いのです……そもそも成長は終わったのですから、ライフハックを超えて生きるしか無いのです。新しい生き方を速攻思考する事は避けようのない現実です。